FX値動きの本質を解説します

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こんにちは、ショウタです。

今回は、実践で本当に使える「テクニカルパターン」と「値動きの本質」について、僕が長年のトレードと検証の中で得た知識を、余すことなくお届けします。

ショウタブログでは、リアルなトレード経験をもとに、何度も検証して導き出した“本当に使える情報”だけを発信しています。特にこの記事では、何度も読み返せて、応用が利く内容を意識して、基礎の考え方を中心にお伝えします。

なぜ「基礎」が最重要なのか?

FXで勝ち続けるためには、応用力が必要です。そしてその応用力は、「基礎をどれだけ深く理解しているか」で決まります。単にパターンを覚えるだけでは不十分で、「なぜその動きが起こるのか?」を理解してこそ、本物の対応力が身につきます。

そして、最終的に必要なのは“自分を律する力”です。FXは相場との戦いであると同時に、「自分との戦い」でもあります。


値動きの“本質”とは?

まず覚えておきたいのは、値動きは「合理的」ではなく「感情的」に動くということです。

相場は、人間の「欲望」「恐怖」「不安」といった感情の集合体で動いています。つまり、相場とは“人間心理”そのもの。これが、値動きの本質です。

値動きの多くは“損切り”で動く

値動きには、2種類の「買い」があります。

  • 本当に買いたい人による買い
  • 売りポジションの損切り(買い戻し)による買い

上昇トレンドの途中で価格が上がったとしても、それが“本当に買いたい人が買っている”のか、“売っていた人が損切りしている”のかによって、その上昇の「質」が大きく変わってきます。

特に、損切りによる買い戻しが主な要因の場合、継続的な上昇は見込めず、むしろ反転の可能性が高まります。この見極めが非常に重要です。


トレンド終了の兆候を見抜く

トレンドの終盤では、特有のサインが現れることがあります。代表的なのが、「最後に急騰して終わる」パターンです。

この急騰の裏には、買いの追加ではなく、「ショート勢の損切り」が原因になっているケースがよくあります。

つまり、本当に新たな買いが入っているのか? それとも一時的な損切りなのか? ここを見誤ると、いわゆる“ダマシ”に引っかかるリスクが高まります。


スラストアップの見方とトレンド仮説

スラストアップとは?

スラストアップとは、前のローソク足の高値を、次の足が終値で実体として上抜ける動きのこと。これは、相場に変化が起きた兆しとされる重要なサインです。

トレンドに仮説を立てる

「トレンドと友になれ」という言葉があるように、トレンドに逆らうことは基本的にNGです。

スラストアップがレンジで出現した場合、それはトレンド発生のサイン。上昇トレンド中に出た場合は押し目買いのチャンスとも言えます。逆に下降トレンド中であれば、戻り売りを意識する場面となります。

また、スラストアップの逆である「スラストダウン」も重要です。これは前足の安値を終値で下抜けた陰線のことで、相場の弱さを示すシグナルとなります。


トレンドの2分類:スラスト vs ランウェイ

① スラストアップ

連続する陽線で、前の高値を次々と上抜いていく力強い動き。トレンドの勢いを表します。

② ランウェイアップとは?

ランウェイアップは、これまでの価格帯を明確に突破し、相場が新たな価格帯へ移行することを示します。

  • 高値が過去5〜10本の中で最も高い
  • 安値が未来5〜10本の中で最も低い

上昇 → レンジ → 再上昇の流れで出現することが多く、再上昇局面の起点として注目されます。

スラストとランウェイの違い

  • スラスト:連続陽線などで勢いを表す
  • ランウェイ:レンジを明確に抜ける強い初動

特にランウェイは、トレンドの“起点”として非常に強いシグナルとなります。


まとめ

  • 値動きの本質=人間の感情(欲望・恐怖・不安)
  • 損切りが値動きの主因であることを理解する
  • 上昇の“質”を見極めることが勝敗を分ける
  • スラストとランウェイを見極めてトレンドの起点をつかむ
  • 自分のルールを守る力=最大の武器

以上、今回はFXの値動きの本質と、それに基づくテクニカルパターンについて解説しました。

どんなチャートの裏にも「人間の心理」が隠れています。その本質を理解して、自分なりのトレードルールを磨いていくことで、相場に翻弄されず、自分の軸で戦えるようになります。

ぜひ何度も読み返して、日々のトレードに役立ててください。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。

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