こんにちは、ショウタです。
今回は「通貨ペア」について解説していきます。FXを学ぶ上で、通貨ペアの理解はとても重要です。それぞれの通貨には特徴があり、その背景を知っておくことでトレードの精度が高まります。
取引する通貨を知る大切さ
FXを始めると、必ず外国の通貨を取引することになります。通貨の値動きは、その国の経済状況や金利、そして他国との関係によって大きく左右されます。そのため、通貨ごとに「動きやすい特徴」や「影響を受けやすい要因」が存在します。
FXを始める前は、政策金利が何%なのかなど、経済ニュースに関心がなかった人も多いと思います。しかし、FXをするなら、取引対象となる通貨について知っておいた方が確実に有利になります。
通貨の背景を理解する
通貨を発行する国の経済・政治の安定性や文化、国際関係を理解すると、為替相場の動きを予測する手がかりになります。たとえば、金利が上昇している国の通貨は買われやすく、逆に経済不安が広がっている国の通貨は売られやすいといった傾向が見られます。
このように、通貨ペアを単なる数字の組み合わせとしてではなく、その背後にある国の事情とセットで捉えることが、トレードで安定して勝つための第一歩となります。
通貨ペアの基本構造
FXは常に「2つの通貨」を組み合わせて取引します。これを通貨ペアと呼びます。例としてUSD/JPYであれば、
- USD(米ドル)=基軸通貨
- JPY(日本円)=決済通貨
「1ドルが何円か」を表し、価格が上がればドル高・円安、下がればドル安・円高です。
代表的な通貨ペアの種類
- メジャー通貨ペア:世界で取引量が多く情報も豊富(例:EUR/USD、USD/JPY、GBP/USD)
- クロス通貨ペア:米ドルを介さない組み合わせ(例:EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY)
- マイナー通貨ペア:新興国通貨などで流動性が低め(例:USD/TRY、USD/ZAR)
初心者は、まず流動性が高いメジャー通貨ペアから始めるのがおすすめです。
主要通貨の“性格”をつかむ
通貨 | 概要 | 注目ポイント |
---|---|---|
USD(米ドル) | 世界の基軸通貨 | 経済指標・FRBの政策に敏感 |
JPY(日本円) | 安全資産として買われやすい | 有事・リスクオフ時の円買い |
EUR(ユーロ) | 欧州全体の経済に影響 | ECB政策・加盟国の情勢 |
GBP(英ポンド) | 値動きが大きめ | ボラティリティが高くニュースに反応 |
AUD(豪ドル) | 資源国通貨 | 資源価格・中国動向に影響 |
まとめ
通貨ペアはFXの基本中の基本ですが、単なる記号ではありません。各通貨の背後にある経済・政治・文化を意識することで、ニュースの解釈が具体的なトレード仮説につながります。まずは主要通貨の性格を押さえ、情報量が豊富なメジャー通貨ペアで経験値を積みましょう。